症状を抑えるボツリヌス療法(ボトックス注射)を行います。
眼瞼(がんけん)けいれん・顔面けいれんの症状と治療
眼瞼(がんけん)けいれん
両目の周りの筋肉が意志と関係なくけいれんし、目があけにくくなる病気です。初期の症状は、目がまぶしい、目をつむっていた方が楽である、目がかわくなど、けいれんではないことが多く、症状が進行するとまぶたが開かなくなったり目が見えない状態になったりします。原因は脳の機能障害と考えられていますが、ストレスや睡眠薬が誘因となることもあります。
片側顔面けいれん
顔の片側の筋肉が勝手にぴくぴくとけいれんする病気です。原因は脳内の顔面神経(顔の表情筋を動かす神経)の血管圧迫が多いといわれています。
症状を抑えるために、ボツリヌス療法(ボトックス注射)を行います。
この治療は緊張した筋肉の動きを和らげるために、ボツリヌストキシン(ボトックス)という薬を注射し、筋肉をゆるめ症状を抑えるものです。症状の場所や程度によって薬を薄めて使うため、効果にはある程度の個人差がありますが、およそ2-4か月は効果が持続します。
当院では予約制で、ボツリヌス療法(ボトックス注射)を行っています。