ウィズコロナ時代の目のケア
非常事態宣言の時に感じた差し迫った危機感が薄れてきた昨今。
新型コロナウィルス感染者の増加傾向から、
第二波も懸念されます。
ウィルスのパンデミックが世界の日常を変えたように、
改めてウィズコロナ時代の、新しい日常を考えているところです。
食事前や帰宅後の手洗いの大切さ、
マスクによって飛沫を人に浴びせない事、
基本的な清潔習慣の大切さを改めて感じました。
コンタクトレンズや化粧など、目の近くを触る前に手洗いをする。
充血や目やにが出る時は、タオルなど手を触るものは共有しないこと。
今まで結膜炎の方にしていた指導や注意が、改めて大切であると感じます。
コンタクトレンズは目に直接触れるため、
感染の心配のある方は、コンタクトレンズは中止し目の保護のために眼鏡が良いでしょう。
コンタクトレンズを使用する場合も、なるべく使い捨てできるワンデーにする。
二週間ソフトレンズやハードレンズなどケアが必要なものを使用する場合は、
ウィルスに対しても効果があるケア用品が勧められます。
当院では以前からポピヨンヨード入りのコンタクトレンズケア用品を推奨してきましたが、
ポピヨンヨードのウィルスへの消毒効果も確認されているようです。
ヨード入りのケア用品を、販売だけでなく院内のレンズケアにも取り入れる事にしました。
ウィズコロナの時代。
基本的な清潔習慣と、エビデンスのある衛生管理がますます重要になっています。