網膜硝子体学会2016
網膜硝子体学会に参加しました。
手術とは縁遠くなり、すっかり門外漢の分野。
網膜硝子体は目の底(眼底)の病気についての分野で、
眼科の中でも器械や薬剤の進歩が著しい領域です。
注目の機器、オプトスCalifornia をチェック。
以前からあった頭でっかちのオプトスに比べ、コンパクトなサイズ感。
台にちょこんと載ったデザインもきれいだけど、
見た目以上にすばらしい機能!
以前の眼底検査は、散瞳剤を点眼して、目をぐるりと動かし
まぶしさを我慢して撮ったものですが。。
穴をのぞくだけで、網膜の大部分を楽に撮影できるのはすごいの一言。
眼科医の診察技術はどんどんいらなくなるなあと、
機械に負けた感も否めません。
この機械。
開発者が、自分の息子が眼科に受診していたにも関わらず
網膜剥離を発見されず治療が必要になったことをきっかけに、
検査が難しい子供でも負担なく眼底検査ができるようにと
全くこの分野には素人だったにも関わらず、
ベンチャーを立ち上げ開発に取り組んだそうです。
「ロレンツオのオイル」みたいな話です。
ロレンツオと違うのは、
この機械が本当に眼科診療を大きく進歩させるかもしれないという事。
オプトス社は昨年ニコンに買収されましたが、
オプトスの技術と日本の会社の技術が合わさって、
さらに良い物(安い物。。)ができると良いなあ。