日本眼科学会2019
先週末に国際フォーラムで開催された日本眼科学会に出席しました。
初日の新聞夕刊1面のトップに、
当日発表されたばかりの理化学研究所の高橋政代先生の報告が掲載されたのは驚きました。
他人のiPS細胞移植での拒絶反応が抑制でき、
実用化への大きな前進があったという内容です。
私の聞いた講演で興味深いものがありました。
眼内の液は静脈という心臓にもどる血管に循環するため、
眼球が心臓より下になる体位をとると、眼内液が戻っていかず、眼圧が継続的に上がるそうです。
他科で話題のダビンチ手術では長時間頭を低くする体勢をとる事があり、
手術によって眼圧があがり、緑内障が悪化する報告があるそうです。
最近手術前の緑内障リスク有無についてコンサルトがありましたが、
そういう事だったんだ!
国際フォーラムに掲示された感謝の書。
あと少しで、新しい令和の時代がやってきます。
平成の時代に感謝。