眼鏡はコロナの予防になるのか?
2度目の緊急事態宣言中です。
新型コロナウィルスのパンデミックからは1年。当初から予想されたように、1番流行が懸念される冬の時期を何としても乗り切りたいです。
中国武漢の眼科医師が警告したコロナウィルス。結膜炎の症状や目からの感染の可能性など、当初は色々心配されましたが、
感染者の涙にウィルスは検出されるようですが頻度は低く、涙から飛沫感染するリスクは少ないようです。ただし目の結膜や角膜にはウィルスが付きやすい受容体があるため、ウィルス飛沫が付いた手で目をさわると、目から感染する可能性はあります。
感染予防として、一般の方がフェイスシールドを付ける事もたまに見かけます。
フェイスシールドは顔というより、目に飛沫が入るのを防止するのが目的なのですが、
本来は検査や治療で感染者の飛沫を浴びる可能性がある医療従事者のためのものです。
近距離で長時間、他人と話をしたり接触する機会が少なく、直接飛沫を浴びない一般の方には、フェイスシールドは余り必要がないと思います。
では目の保護に眼鏡は有効なのでしょうか?
中国から、新型コロナウィルスで入院した人は眼鏡使用率が低かったという報告がありました。眼鏡を毎日8時間以上着用している人は、COVID-19の影響を受けにくい可能性があるという結果でした。
眼鏡が本当に飛沫を防いでウィルス感染を防いだかは定かではありませんが、
眼鏡をしない人は、眼鏡をする人と比べて目に触れる機会が多く、ウィルス感染しやすくなった可能性はあります。
新型コロナウィルス感染予防の肝ともいえる2点。
マスクをつけて他人に飛沫を飛ばさない。
手に触れた飛沫を口鼻目の粘膜に移さないために手洗いをする。
追加の感染対策で、眼鏡も大切だと感じました。