ベトナム再訪
随分久しぶりの投稿です。
今年の夏は15年ぶりに、ベトナムとカンボジアに行きました。
久しぶりのアジア、そしてベトナムは15年前に2年ほどハノイに住んでいたので、懐かしい思いでいっぱいでした。
15年前のベトナムは発展著じるしく、中国に続く製造業の拠点として注目を受けていた時期でした。アジアの中でも対日感情が良く、比較的自由度のある社会主義国であり、戦後の日本にも似た発展しつつある国の勢いと、貧しさの中に必死に今を生きる庶民の力強さを感じさせる国でした。
今回は円安のさなかではありましたが、一番驚いたのは物価の上昇具合でした。
以前は運転手さんや家政婦さんの月給は、毎日勤務でも2万円前後でした。食事もローカル店では200‐300円程度、外国人が利用するような冷房が効いたお店ではランチ1,000円もだせば、それなりに食べることができました。
今やローカル店でも600‐800円ほど、良い店で日本の半分強のくらいの値段でした。
ローカル店の小さい椅子に腰かけて路上で食事スタイルは変わりませんが、ローカルながら冷房の効いた、衛生面や環境が良くなった店が増えてきた印象です。(もちろん良くなった分だけ、ローカルの中では高級店)
ハノイの街中もブランドショップが増え、近郊にはイオンモールやユニクロまであり、生活物資に不足することはありません。
日本大使館近くに立つ巨大なロッテタワーの65階の展望台からは、遥か近郊に広がった新興住宅地やオフィスビル群を望むことができます。
眼下には昔と変わらぬごちゃごちゃと密集した家々や、バイクの群れが見えます。
変わらぬ景色と発展著しい街が混然一体となり、勢いよく発展する国の強さを見た気がしました。